東海国立大学機構アカウント:総合案内

本ページはシステム構築と並行して作成しており,記載内容は頻繁に更新されます.詳細な案内を随時追加していく予定ですので,定期的にご確認ください.

また,本ページの案内内容を含む「名大情報システム刷新システム移行ガイド」を別途準備していますので,こちらもあわせてご確認ください.

名大情報システム刷新システム移行ガイド: migration-guide.pdf

はじめに

機構アカウント(新アカウント)について

Office 365アドレス(旧アカウント)の取り扱い

機構アカウントでできること

電子メールについて

各種サービスの移行について

はじめに

東海国立大学機構(機構)とマイクロソフト社(MS社)との包括ライセンス契約の締結に基づき,2021年7月から,東海国立大学機構アカウント(機構アカウント,本ページでは新アカウントと称することもあります)を新しく発行します.機構アカウントにより,MS社が提供する各種のクラウドサービスや,PC・スマートフォン等にインストールして実行可能なOfficeソフトウェア等が利用可能となります.

名古屋大学において現在利用されているOffice 365アドレス(nagoya.taro@a0.nagoya-u.jp形式のもの,本ページでは旧アカウントと称することもあります)については,2021年9月に一部のサービスを縮小したうえで,2022年夏頃には利用を停止する予定です.旧アカウントの停止までは,現在のTeams, OneDrive等のクラウドサービスも継続して利用可能です.新旧の2アカウントを併用できる1年程度の時間の中で,利用の軸足を新アカウントのほうに移していってください.

なお,旧アカウントから新アカウントへのデータ移行等については,ユーザの皆様ご自身で行って頂く必要があります.旧アカウントにより作成されているTeamsのチームについても,新アカウントで再作成して頂く必要があります.具体的な操作手順については,準備が整い次第,本ページ等にて案内する予定です.

また,旧アカウントでOffice 365のデスクトップアプリ(パソコン等にインストールして利用するWord, Excel, PowerPoint等)をご利用の方(大学生協からOffice 365を購入した教職員・学生,大学生協の新入生向けパソコンを購入した学生,2021年度4月入学の学部1年生等)については,2021年9月末までにOffice 365アプリから一度サインアウトし,新アカウントでサインインして頂く必要があります.こちらの手順についても,準備が整い次第,本ページで案内します.

機構アカウント(新アカウント)について

  • 機構アカウントは,2021年7月16日(金)から利用可能とする予定です.ただし,システム構築作業等の都合で利用開始日が前後する可能性もありますので,あらかじめご了承ください.
  • 機構アカウントの情報をユーザの皆様にお伝えするため,「機構アカウント通知ページ」を開設する予定です.名大IDで同ページにログインし,機構アカウントのメールアドレスと初期パスワードをご確認頂けるようにします.機構アカウント通知ページの開設は,機構アカウントの利用開始と同日(7月16日)とする予定です.
  • 機構アカウントにおいては,多要素認証の利用を義務付けます.サービス開始時点においては,多要素認証用のアプリ(Microsoft Authenticator等のスマートフォン用アプリが一般的ですが,パソコン用のアプリも利用可能です),電話による認証(自動通話またはSMSによる利用コードの発行)の2つの手段を提供する予定です.
  • 機構アカウントの発行対象は,人事給与システムに登録のある教職員,学務システムに登録のある学生(正規学生,非正規学生),個別申請により名大IDの利用を認められている方となります.卒業,異動,退職等により本学(機構)での籍を失った場合,機構アカウントも無効となります.
  • 機構アカウントのユーザIDは,無作為に選ばれた英数字,ユーザの区分を示す記号,東海国立大学機構ドメインを組み合わせた下記のメールアドレス形式となります.
    • ab.12c.3456@f.thers.ac.jp (教職員)
    • ab.12c.3456@s.thers.ac.jp (学生)
    • ab.12c.3456@a.thers.ac.jp (個別利用申請者)
  • 学生であると同時に教職員の身分を持つ方に対しては,教職員用機構アカウントと学生用機構アカウントの両方を発行します.情報管理を徹底するため,職務や活動内容に応じ適宜使い分けてください.

Office 365アドレス(旧アカウント)の取り扱い

  • 旧アカウントは,2022年夏頃まで維持する予定です.新アカウントの発行から1年程度の間は,新旧2つのアカウントが利用できるようになります.

  • 現在ご利用頂いているTeams, OneDrive, Office for the web等のクラウドサービスは,旧アカウントが停止されるまで,引き続きご利用頂けます.

  • 旧アカウントによるOffice 365デスクトップアプリ(パソコン等にインストールして利用するWord, Excel, PowerPoint等)の利用は,2021年9月30日までとなります.この影響を受けるのは,主として下記の皆様となります.

    • 大学生協からOffice 365を購入した教職員・学生
    • 2019年度以降に大学生協の新入生向けパソコンを購入した学生
    • 2021年度4月入学の学部1年生

    今後は,大学生協が提供してきたOffice 365サービスを大学(機構)が引き継ぎ,皆様に提供していくことになります.これに伴い,アプリから一度サインアウトし,新アカウントでサインインしなおして頂く必要が出てきます.詳しい手順については,追って案内する予定です.

  • 旧アカウントで保有しているデータ(OneDrive, Stream等に保存されたファイルやビデオ等),旧アカウントで作成されたチームやグループ等の情報(メンバ構成やチーム内で共有されたファイル等)は,新アカウントにはコピーされません.お手数をおかけしますが,ユーザの皆様各自でのデータ移行をお願いします.移行手順等については,本ページ等で案内していく予定です.

機構アカウントでできること

  • 全ての学生,多くの教職員について,Teams, OneDrive, Exchange等のクラウドサービスに加え,パソコン等にインストールして実行可能なOffice 365デスクトップアプリ(Word, Excel, PowerPoint等.Windows PCではPublisher, Access も含まれます)が利用可能となります.
    • Office 365デスクトップアプリは,最大5台までのパソコン(Windows または Macintosh),最大5台までのスマートフォン(iPhone, Android),最大5台までのタブレット(iPad, Android)にて利用可能です(最大で15台).
    • 個人で所有する端末へのインストールも許可されています.学生においては学習,研究,課外活動等のため,教職員においては教育,研究,業務,自己研鑽等のためご利用頂けます.
    • Office 365デスクトップアプリのインストール方法については,本ページにて案内する予定です.
  • 一部の教職員の方(人事給与システムにて非常勤講師の区分となっている方,附属病院勤務での教員以外の方)については,Teams, OneDrive, Exchange等のクラウドサービスのみが利用可能です.

電子メールについて

  • 機構アカウントのユーザIDは,東海国立大学機構ドメインのメールアドレスとしてご利用頂けます.Webメールとして利用するだけでなく,Thunderbird等のメールアプリから利用することも可能です.

  • 機構アカウントのメールエイリアス(別名)として,nagoya-u.ac.jpドメインのメールアドレスを下記形式で発行します.
    • nagoya.taro.x9@f.mail.nagoya-u.ac.jp (教職員)
    • nagoya.taro.x9@s.mail.nagoya-u.ac.jp (学生)
    • nagoya.taro.x9@a.mail.nagoya-u.ac.jp (個別利用申請者)

    アドレスのローカルパート(@マークより前の部分)は,個人の氏名の後に英数字を付加した形式となります.このアドレスに届いたメールは,機構アカウント宛のメールと同じメールボックスに格納されます(1つの郵便受けに2つの名前が書かれているイメージとなります).

  • メールボックスのサイズは,最大100GB(一部教職員は50GB)となります.

各種サービスの移行について

以下は移行の概要説明です.具体的な移行方法はMicrosoft 365サービスの移行方法(OneDriveやTeamsなど)をご参照ください.

OneDrive

旧アカウントのOneDriveに保存されているデータの容量が比較的小さい場合は,自分のパソコンにファイルをいったんダウンロードし,新アカウントのOneDriveにアップロードし直すのが簡単です.ダウンロード・アップロードには,予想外に時間がかかる可能性もあります.すべてのデータを一度に移行しようとするのではなく,少しずつ移行していくことをお勧めします.

Teams

TeamsはMS社の様々なクラウドサービスの複合体となっており,チーム全体の移行はきわめて困難です.Teamsが取り扱う情報の一部については,外部に取り出すための手段が提供されておらず,たとえば,チャネルの投稿(チャット)等をどこかに保存し,別のチームに持っていくことはできません(投稿されたメッセージをコピー・ペーストすることは可能なので,テキストファイル等に別途保管することは可能です).

Teamsにおいて移行可能なデータは,チーム内で共有されたファイル(投稿メッセージに添付されたファイル等も対象となります)のみとお考えください.共有ファイルの移行は,OneDriveの場合と同様,自分のパソコンにいったんダウンロードする方法と,クラウド上の操作だけでコピーする方法があります.後者の手順については,本ページで案内する予定です.

Exchange (Outlook on the web)

旧アカウントのアドレスに届いたメールは,MS社のExchangeサービスにて管理されています.Exchangeサービスには,Webブラウザを通じてアクセスする(Outlook on the web)ことが可能ですが,Webブラウザからの操作では,メールのバックアップ等を取ることができません.Thunderbird等のメールソフトを使って旧アカウントのExchangeサービスに接続し,メールソフトの機能を使って,メールをダウンロード・保存する必要があります.詳しい手順は,本ページで案内予定です.

Stream

Streamには外部共有機能がありませんので,ビデオデータをいったんダウンロードし,新アカウントのStreamにアップロードする必要があります.ビデオの共有設定等についても,アップロード後にあらためて設定・操作を行う必要があります.

その他

Formsで収集したデータはダウンロードできますが,作成したフォームそのものを保存することはできません.新アカウントにて,新たに作成する必要があります.