Teamsにおけるユーザ検索機能の制限について
東海国立大学機構(名古屋大学)では,個人情報保護の対応を強化するため,機構アカウント(THERSアカウント)によるTeamsの利用において,ユーザ検索機能に一部制限を設けています.
制限の内容
2022年3月28日より,下記の制限を行っています.- 教職員の方は,学生のアカウント情報を検索できません(他の教職員のアカウントは,従来と同様に検索可能です).
- 学生の方は,他のユーザのアカウント情報を検索できません.個別利用申請で機構アカウント(THERSアカウント)をご利用の方も,学生と同様の扱いとなります.
なお,上記の条件に関わらず,共通して所属するチームが存在するユーザの間では,アカウントを相互に検索し,発見することができます.たとえば,教員Aと学生Bが○○研究室のチームに所属し,学生Bと学生Cが✕✕サークルのチームに所属する場合,教員Aと学生Bの間,学生Bと学生Cの間では相互にアカウントを検索することができますが,教員Aと学生Cの間では,互いのアカウントを検索して発見することができません.
システムキャッシュに一時保存されているアカウント情報等は,上記の設定変更後も当面の間(最大30日程度),検索結果等に表示される可能性があります.
本変更により生じる影響
Teamsでは,アカウントを検索・発見できる相手としか通信を行うことができません.このため,以下のような影響が生じることになります.
- 検索対象外のユーザについては,アカウント検索機能を利用したチームメンバーへの追加ができません.
- 検索対象外のユーザとチャットを行うことができません.
影響の回避策
- 検索対象外のユーザをチームに登録するには,チーム所有者がチーム参加用のコードを作成し,そのコードを相手に伝えて,相手の方の操作によりチームに参加してもらってください.例えば,講義チームに学生を招待したい場合は,下記のように対応することが考えられます.
- 担当教員が講義チームを作成し,そのチームのチーム参加コードを取得する
- NUCT等を通じて,チーム参加コードを受講学生に通知する
- 学生は,自らの操作でチーム参加コードをTeamsに入力し,講義チームに参加する
チームコードの利用方法については,こちらのページもご参照下さい.
- 任意のユーザ間でチャットを行う簡便な方法は,いまのところ準備されていません.頻繁に連絡を取るユーザがいる場合,自分でチームを作成し(上述のチーム参加コードを使う方法で)該当者をチームに登録してください.これによりその該当者が検索対象となり,チャット等も自由に行えるようになります.