名古屋大学情報基盤センターと国立中央大学理学院との共同研究契約の締結(更新)について

2022年03月22日 (火) 掲載

名古屋大学情報基盤センターは、台湾の国立中央大学理学院 (College of Science, National Central University)と、学術交流に関する協定、および学術交流に関する覚書(Memorandum of Understanding, MOU)を、2022年3月11日に更新の締結をいたしました。

国立中央大学は、台湾桃園市に所在する1915年設立の国立大学です。8学院、22学系、54研究所、9研究センターがあり、学生数約13,000人を有する大学です。台湾の先端工学を担う大学として知られており、重点研究大学7校の1つに指定されています。

本センターは国立中央大学と2017年3月22日に初めてMOUを締結し、今回は更新の締結になります。本締結により、情報基盤センターが有する共同利用・共同研究拠点(JHPCN)のスーパコンピュータシステムを利用する全国のユーザへの研究成果の普及、および、計算科学とコンピュータサイエンス分野の学際領域研究をさらに推進します。

名古屋大学では、スーパーコンピュータを利活用した人工知能(AI)の研究が活発化しています。スーパーコンピュータ「不老」を活用し、自動運転や医用画像処理などの幅広い分野で、AIを活用した成果が創出されています。

本契約の更新により、大規模計算向け自動チューニング手法、連立一次方程式や固有値問題に関する数値計算手法の開発、数値計算ライブラリの開発と普及、および、スーパーコンピュータを活用した機械学習やGPUコンピューティングなどが進展し、高性能計算(HPC)、計算科学、および、コンピュータサイエンス分野の教育研究に貢献します。


NCU 協定書およびMOUに署名する国立中央大学理学院長 林宗泰 教授

ITC 協定書およびMOUに署名する情報基盤センター長 森健索 教授

(参考)
「名古屋大学情報基盤センターと国立中央大学理学院との共同研究契約の締結について」(2017年3月22日締結)
(https://icts.nagoya-u.ac.jp/ja/information/event/2017-04-12-ncts.html)