名古屋大学情報基盤センターと国立中央大学理学院との共同研究契約の締結について

2017年04月12日 (水) 掲載

名古屋大学情報基盤センターは、台湾の国立中央大学理学院 (College of Science, National Central University)と、学術交流に関する協定、および学術交流に関する覚書(Memorandum of Understanding, MOU)を、2017年3月22日に締結いたしました。

国立中央大学は、台湾桃園市に所在する1915年設立の国立大学です。8学院、22学系、54研究所、9研究センターがあり、学生数約13,000人を有する大学です。台湾の先端工学を担う大学として知られており、重点研究大学7校の1つに指定されています。

本共同研究契約の締結により,情報基盤センターが有する共同利用・共同研究拠点としてのスーパコンピュータシステムを利用する全国のユーザへの研究成果の普及,および,計算科学とコンピュータサイエンス分野の学際領域研究を推進します。

本共同研究契約では、高性能計算(High Performance Computing, HPC)、計算科学、およびHPCシステム上のアプリケーション最適化に資する学術研究上の協力を行います。具体的には、数値計算ライブラリ、ベンチマーク、エクサスケールシステム向けプログラミングモデル、自動チューニング技術、固有値計算法および、連立一次方程式を解くための疎行列直接/反復解法、および、データサイエンスにおける高性能計算に資する共同研究を推進します。

本共同研究契約の締結により、大規模計算を支援する自動チューニング手法と数値アルゴリズムの開発、および数値計算ライブラリの整備が進展し、HPC、計算科学、およびコンピュータサイエンス分野の発展に資する成果の創出が期待されます。


NCTS 協定書およびMOUに署名する国立中央大学理学院長 林宗泰 教授

ITC 協定書およびMOUに署名する情報基盤センター長 森健策 教授