グレイリスト方式によるメール配送のセキュリティ対策について

名古屋大学では、平成17年6月27日より全学メールサーバにおいてグレイリスト方式によるセキュリティ対策を導入しました。また、従来のホスト認 証によるセキュリティ対策は停止しました。

グレイリスト方式では、データベースに登録されていないメールサーバからの受信については一時的なエラーとして一旦受信を保留します。

メールサーバは通常一時的なエラーとなった場合には、一定期間メールの再送を試みますので、15分後以降にメールが再送信された際に実際にメールを 受信します。

このグレイリスト方式では以下の問題があります。

1. メール受信に15分以上の遅延が発生します。

電話で「今メールを送りました。」と連絡があっても15分間は受信できない場合があります。また、メール送信のタイミングはサーバの設定に依存しま すので、場合によっては1時間以上遅延する場合があります。

2. 送信側のサーバの設定によっては、一時的なエラーが正しく処理されない場合があります。

特に、学会の参加申込みなどを受け付けるWebページで、受付情報をメールで通知する際に、WebページのCGIプログラムが一時的なエラーに対応 していない場合にはメールが届きません。

来るはずのメールが届かない場合は、管理者のメールアドレス hostmaster@nagoya-u.ac.jp へご連絡くださ い。

ホスト認証、グレイリスト方式による迷惑メール除去の効果

SPAMメール観測用アドレスでのSPAMメール受信状況