ENVI/IDLが強制終了する場合の対処法
ENVI/IDLが強制終了する場合の対処法
リモート可視化ソフトウエア NICE DCV でTypeIIIサブシステムへ接続した状況において、アプリケーション ENVI/IDL を起動した直後に強制終了される問題が報告されています。
本事象は、ENVI/IDLとマシン搭載のLinuxグラフィカルライブラリとの関係性により、デフォルトのハードウェア(GPU)レンダリングを使用できないことを原因とします。
また、本事象はあらゆるLinuxディストリビューションやフレーバー、ENVI/IDLのバージョンに問わず発生します。
詳細につきましては以下のURLをご参照ください。
NV5:Linux上のENVI/IDLにBus errorが発生する
回避策といたしまして、ENVI/IDLを起動する前に環境変数の設定をお願いいたします。
以下のコマンドを実行してください。
(1)NICE DCVで接続したTypeIII上の端末(ターミナル)で以下のコマンドを実行する。
$ export __GLX_VENDOR_LIBRARY_NAME=nvidia
(2)その後、ENVI/IDLを起動する。
$ module load envi
$ envi
※ ENVI/IDLにおいて、マシンのハードウェア(GPU)に依存しない、ソフトウェアレンダリングへ変更する方法もあるために、そちらも記載します。
以下の環境変数を変更するか、シェルに設定を追加してください。
(bash系) $ export IDL_GR_X_RENDERER=1
(csh系) $ setenv IDL_GR_X_RENDERER 1
お手数をおかけいたしますが、どうぞよろしくお願いいたします。
何かありましたらQ&Aシステムまでお問い合わせください。
以上、よろしくお願いいたします。