Intel OneAPIのセキュリティ脆弱性に対する対応について(4/4実施)

Intel OneAPI DPC++/C++ Compiler 2022.2.1以前のバージョンにおいて、重大なセキュリティ脆弱性があることが発表されました。
スーパーコンピュータ「不老」においてもintel/2020.4.304 及びそれ以前のモジュールで利用できるIntel C/C++コンパイラ(icc,icpc)に影響があることが確認されたため、次のとおり対応を実施いたします。

日時: 2023年4月4日(火)17:00 (定期保守終了後)

該当システム: TypeIIサブシステム、TypeIIIサブシステム、クラウドシステム

内容:

  • 新しいIntel OneAPI をモジュール名 oneapi/2022.3 として公開します。
  • 新しいIntel OneAPI をモジュールで再構築済みのFFTW,HDF5,netCDF(いずれもMPI並列版含む)および LAMMPS のサービスを開始します。
  • 2023年7月予定の定期保守日以降は新しい Intel OneAPI モジュールをデフォルトバージョン(標準バージョン)とします。
  • intel/2020.4.304 及びそれ以前のモジュール(従来モジュール)は、時期未定ですがサービスを停止する予定です。

利用者の皆様へのお願い:

  • 2023年7月予定の定期保守日以降は、新しいIntel OneAPIモジュールがデフォルトバージョンとなります。つきましては、従来のモジュールでビルドしたバイナリやライブラリを使って実行するには、モジュール名の指定が必要となります。
  • 従来モジュールにてビルドしたバイナリやライブラリについては、停止日までに新しいIntel OneAPIモジュールで再構築が必要となりますのでご注意ください。従来モジュールのサービス停止日が決まり次第、ホームページや速報などでお知らせいたします。

参考:Intel security information

ソフトウエアの更新状況は

HPC-Portal:お知らせ - ソフトウェア更新履歴 をご参照ください。

ご不便をおかけいたしますが、どうぞよろしくお願いいたします。