スーパーコンピュータ「不老」 オンライン利用説明会(一般および企業利用)を開催します~電力高騰による料金改定を検討しています~
利用資格を持つ全ての方を対象に、名古屋大学情報基盤センタースーパーコンピュータ「不老」のオンライン利用説明会を開催します。 本システムの利用を新規にお考えの方は是非ご参加ください。
今夏、名古屋大学情報基盤センターは以前より節電に取り組んでまいりましたが、昨今の様々な事情による電気料金高騰の影響を受け、サービス運用にも影響が出始めています。すでにお知らせしていますように、稼働率を考慮した上で6月中旬からはTypeIサブシステムの一部を縮退してサービスを行っています。この厳しい状況下、年度途中での利用料金改定も検討せざるを得ない状況になっています。現在の利用料金改定の検討状況を加えたシステム利用の説明をさせていただきます。
開催日程
- 2022年9月1日(木)10:00-12:00 Zoomによるオンライン開催
- 終了時間は前後する場合があります
- (一般利用・企業利用共通)システム概要・利用負担金・利用法の説明(60分程度、その後質疑応答)
- (企業利用向け)企業利用についての詳細説明(30分程度、その後質疑応答)
対象者
- スーパーコンピュータ「不老」の利用資格を持ち、これから利用しようと考えている全ての方
- 企業利用制度にてご利用をご検討中の方(有資格者)
詳細
名古屋大学情報基盤センターは、文部科学省認定の共同利用・共同研究拠点として、研究、教育、社会貢献を目的にスーパーコンピュータシステムなどの計算資源を提供しています。これらは全国および海外の大学や研究機関等に在籍する教員、学生(大学院生、学部学生)、研究者に利用されているほか、産業利用や大学院生・学部学生の計算機演習等にも利用されています。
2020年7月からはスーパーコンピュータ「不老」のサービスを行っています。 本説明会では、スーパーコンピュータ「不老」のシステム概要、利用負担金および利用方法の説明をおこないます。 あわせて、機械学習ユーザ向けのコンテナ利用法や、GPU+SSDによる高速化が期待できるAlpfaFoldの利用方法についても紹介します。
システムの特徴は以下の通りです。
- 複合型のスーパーコンピュータ
- 4つの主要な計算サブシステムと特徴の異なる2種類のストレージなどにより構成
- システム全体の合計理論演算性能は15.88PFLOPS、国内トップクラスの演算性能を提供
- 1つのアカウントで全サブシステムを透過的に利用可能(利用ポイントは全サブシステムで共通)
- Type Iサブシステム(2,3004ノード、7.782PFLOPS)
- 理研に設置されたスーパーコンピュータ「富岳」と同型の計算機システム
- 「富岳」と連携したワールドクラス研究支援
- Type IIサブシステム(221ノード、7.489PFLOPS)
- 大規模GPUスパコン、NVIDIA V100 32GBを1ノードあたり4基搭載(合計884基)
- Singularityによるコンテナ実行に対応しAI/機械学習研究を強力にサポート
- ホットストレージ(30PB、HDD RAIDストレージ)
- 全計算ノードとログインノードから共通に利用できる大規模共有ストレージ
- コールドストレージ(6PB、光ディスクアーカイブ)
- 追加型の光ディスクストレージ、大規模な導入は国内初
- 100年保存できる堅牢性、ディスクの持ち帰りも可能
- 可視化システム
- 可視化室に設置された3次元可視化装置等と連携、遠隔可視化にも対応
- ポータブル型3Dスキャナ(2020年度導入)を駆使したリバースエンジニアリングや解析モデルの生成等にも対応
- 【アプリケーション】AlphaFold導入のお知らせ
- たんぱく質の構造予測を行うソフトウェアです。
- アカデミックユーザ、企業ともに利用可能です。
参加登録方法
- 事前申込み にアクセスして参加登録のための情報を入力してください。後日、zoom接続情報、説明会資料ダウンロード情報をメールにてお送りいたします。 なお、ご登録されるメールアドレスは所属先のものにしてください。
- 登録締め切りは2022年8月29日(月)12:00 です。また、個別相談をご希望の方はお問い合わせください。
問い合わせ先
- 名古屋大学 情報推進部 情報基盤課 共同利用担当
- Tel: 052-789-4354・052-789-4379
- Mail: kyodo<アットマーク>itc.nagoya-u.ac.jp