~爆発的に増え続ける学術情報の効果的な流通機構を開発~
研究部門の概要
学術情報開発研究部門では、大規模化・多様化が急速に進んでいる学術情報の効果的な収集・分析・活用に関する研究開発を行っています。データベース、情報検索、知識工学,自然言語処理,ウェブ情報サービス、電子図書館などの要素技術を統合して、次世代の学術情報サービスの基盤となる技術の開発を進めています。また,附属図書館などの学内のさまざまな部局とも協力し、学術情報に関連する実務的なサービスについての研究開発も進めています。加えて、名古屋大学における先進的な情報基盤サービスの構築に関連した研究活動も推進しています。
研究部門の特徴
大規模・多種データの蓄積・解析基盤
今日のインターネット上には膨大かつ多種多様な情報が存在し、増え続けています。また、それぞれの学術分野にもそれに固有のさまざまな情報が存在しています。それらを知識資源として有効に活用し、人間の知的活動を支援するためには、データを蓄積・統合する技術やデータを洗練し有用な知識を抽出する技術の開発が不可欠です。そのための基礎技術やそれを社会へ応用するための技術の開発を推進しています。
知のコミュニケーションのための基盤
大学をはじめとする学術界では、これまでに生み出された知が学術情報として日々収集・蓄積され続けています。これらの情報を学術界だけでなく産業界や一般市民にも流通させ、また国際的にも発信・共有することにより、それらの活動をさらに活性化させることが必要です。そこで、グローバル化した社会において人から人へ知のコミュニケーションを促進するための高度情報基盤の実現を目指しています。