CX400/2550 フラットMPI並列処理ジョブスクリプト例 (富士通コンパイラ利用時)
CX400/2550において,MPI並列処理のジョブ実行を想定した記述方法を示します.
以下は,8物理ノードを確保し,各物理ノードに28プロセスずつ,合計224プロセス起動させる例です.Flat MPIやPure MPIと呼ばれる並列処理方法です.
計算資源
ノード数 (ノードあたりコア数) | 8ノード (28コア) |
経過時間 | 10分 |
並列計算条件
プロセス数 | 224プロセス |
プロセスあたりのスレッド数 | 1スレッド |
このとき,仮想ノード数は以下のようになります.仮想ノード数は-L "vnode=num"で指定します. ジョブ中で起動できるプロセス数の最大値は仮想ノード数の値です.仮想ノード当たりのコア数は標準値が1ですので,省略可能です.
ジョブスクリプトで指定する仮想計算資源
仮想ノード数 | 224 (MPIプロセス数と同じ) |
仮想ノードあたりのコア数 | 1 |
フラットMPI並列処理ジョブスクリプト例
#!/bin/sh
#PJM -L "rscgrp=cx-small"
#PJM -L "vnode=224"
#PJM -L "elapse=10:00"
#PJM -j
#PJM -S
mpiexec ./a.out