青木 学聡 室長
名古屋大学の教育研究において、膨大化する情報・通信の適切かつ効率的な操作・利用と促進、および多様な処理要求に対する即時対応が必要となっています。その実現には、情報基盤の一層の充実と利用が必要不可欠であり、大学は一貫した理念にそった情報基盤施策を保持する必要があります。この情報環境の整備充実の戦略的な面を受け持つのが情報戦略室です。
情報戦略室は、平成21年4月に改組され、情報連携統括本部の下に、従来の兼任教員だけの組織から専任教員5名(教授2名、准教授2名、助教1名)と室長によって構成される組織となりました。情報戦略室は、学内の情報基盤整備や情報システム導入等の方策に係る企画・立案・評価等を行うとともに、情報セキュリティ管理・点検やコンプライアンス支援を遂行する組織です。主として以下のような職務を遂行します。
- 情報マスタープランの作成・実施・評価
- 情報化投資の最適化・評価
- 情報サービスの企画・立案・評価
- 情報セキュリティ施策の企画・立案・監査
- データベース構築の企画・立案・連絡調整及び支援
- コンプライアンスのための情報システム設計・運用点検
- これらの業務遂行あるいは高度化に関連する研究開発
情報連携統括本部の下には、情報戦略室以外に、教員から構成される情報基盤センター(旧情報連携基盤センター)と、事務職員と技術職員から構成される情報推進部があります。情報戦略室は、この2つの組織に対して、学内の情報基盤運営や情報システムに関する企画や運営の戦略的な基本方針を定め指示を出します。また、情報セキュリティに関して、部局セキュリティ組織とも連携して、名古屋大学のセキュリティ・ポリシー遵守のための企画・立案・評価などを行います。